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ルイボスティーの抗酸化と活性酸素除去作用

ルイボスティーに含まれる「ケルセチン」という成分は、活性酸素の除去、抗酸化作用があるとして知られています。ここでは、ケルセチンの効能などについて詳しくご紹介します。

ルイボスティーに含まれているケルセチンとは

ケルセチン

ケルセチンとは、フラボノイドの一種で玉ねぎやりんご、ブロッコリーに含まれています。黄色い色素を含んでいるため、天然の染料として知られています。

さらに、ケルセチンはビタミンと似た作用があります。血液と深い関係のある抗酸化作用など、さまざまな働きがあります。

ケルセチンの歴史

ケルセチンという名前は、ラテン語の「Quercus(オーク)」が由来です。このオークは、ブナ科コナラ属に分類される落葉樹です。

1990年頃に、ポリフェノールの健康効果が注目されるようになりました。その後研究開発が進み、現在ではサプリメントとして多くの人に愛用されています。

ルイボスティーに含まれているケルセチンの効果

ルイボスティーに含まれているケルセチンによる効果は、下記の通りです。

抗酸化作用・動脈硬化予防

ケルセチンに含まれる抗酸化作用には、血液の赤血球にダメージを与える活性酸素を除去する作用があります。

通常、血液を流れる赤血球は、細い血管でもスムーズに流れるように自由自在に変形する柔軟性を持っています。

しかし、活性酸素のダメージを受けると、柔軟性を失ってしまうので血液の流れが悪くなり、動脈硬化が起こる可能性が高まるのです。

コレステロール低下作用

健康診断で、「コレステロールが高い」と注意される人も少なくないでしょう。

コレステロールには、「善玉コレステロール」と「悪玉コレステロール」の2種類があります。

血中でコレステロールが正常に働くには、この2種類のバランスが保たれていることが重要となり、必要不可欠な存在です。

しかし、悪玉コレステロールが血中に増えすぎると、動脈硬化などを引き起こす原因になります。

このような場合に、ケルセチンを積極的に摂取することで、抗酸化作用を強化させて活性酸素のダメージを防ぎ、血流を改善・血管の健康を促してくれます。

ルイボスティーのケルセチン含有量と効果的な摂取量

ルイボスティーのケルセチン含有量に関する公的なデータはないものの、各メーカーが公表している分析試験結果を見てみると、ルイボスティー茶葉の抽出液に含まれているケルセチンの量はおよそ20mg/100g[1]。

ティーカップ1杯がおよそ140〜180mlですから、カップ1杯のルイボスティーで30mg程度のケルセチンが摂取できます。ケルセチンに関しては、通常の食事や短期間の摂取であれば安全性が示唆されている栄養素です。ただし、高濃度での摂取は頭痛などの副作用を引き起こすリスクがあるため、サプリメントよりもルイボスティーからの摂取の方が安心[2]。

ただし、1日当たりのルイボスティーの摂取量目安は、他の成分との兼ね合いも考えれば500ml程度が良さそうです。と言うのも、1日1L以上のルイボスティーを飲み続けたことによる肝機能障害がみられたケースが海外から報告されているためです[3]。

また、ルイボスティーの抗酸化作用を調べた研究では、クエン酸を添加したところリノール酸という酸の酸化を有意に抑制したことも報告されています。こうした結果から、ルイボスティーを飲む際に、レモンを数滴垂らして飲めば、香りも良くなり、さらに抗酸化作用も期待できるといえるでしょう。

クエン酸は脂質過酸化を促進する金属イオンをキレートすることにより抗酸化性を発現し、特にフェノール性の抗酸化物質との相乗効果が知られていることから、ルイボスティーに含まれる抗酸化成分とも相乗的に働くことが推定される。そこでルイボスティー熱抽出物とクエン酸との相乗効果を検討し、Fig.3に示した。クエン酸の天下により、ルイボスティー熱抽出物の単独添加に比べ、強くリノール酸の酸化を抑制した。

出典:「ルイボスティー(Adpalathus linearis)の抗酸化性」日本食品科学工学会誌,46(12),1999 [PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk1995/46/12/46_12_779/_pdf

参考[1]:株式会社 日本ルイボスティー本社HP「スーパールイボスティーの成分」(2018年3月8日確認)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27871602?dopt=Abstract

参考[2]:国立健康・栄養研究所「健康食品の素材情報データベース/ルイボス」(2018年3月8日確認)
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail2380.html

参考[3]:「Hepatotoxicity due to red bush tea consumption: a case report」J Clin Anesth. 2016 Dec;35:96-98
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27871602?dopt=Abstract

次は、ケルセチンの抗酸化作用について詳しくご紹介します。

そもそも「酸化」とは?

酸化とは、ある物質が酸素と結合することです。

食べものが酸化すると、味や風味が落ちるのと同じように人間の身体の中でも酸化は起こります。人間の場合だと、細胞を構成するたんぱく質や脂質も酸化してしまいます。

酸化の原因となる「活性酸素」

活性酸素は、酸化させる力が非常に強力で、私たちの身体の中に入り込んだ細菌類を殺菌・駆除してくれる役割があります。

ただ、この活性酸素は酸化力が強いので、増えすぎると細胞にダメージを与えてしまいます。そうすると、身体の老化が早まり、お肌のトラブルであるシミ・シワの原因になります。

ケルセチンで体内の環境を整える

活性酸素は、すべてが悪いという訳ではありません。しかし、不要な分はしっかり取り除くことが勧められます。

ケルセチンを効率的に摂取できるルイボスティーなら、無理せずに飲み続けられます。ケルセチンを摂り入れて、健康な体内環境を維持しましょう。

ケルセチンの抗酸化作用のしくみ

ケルセチンは大豆イソフラボンと同じく、天然では配糖体として存在しています。カテキンやアントシアニンよりも体内への吸収率が高く、食品から摂取するとグルコシターゼという物質の作用によって加水分解されて血内に吸収されます。その後、消化管の粘膜上皮細胞で一部が抱合化。さらに門脈経由で肝臓に入った時に抱合化されて、メチル化されます。また、一部はリンパにも輸送されて脂質吸収を促進します [1] 。

フラボノイドの中でも特にラジカル捕捉活性が高いフラボノールに分類されるケルセチンの代謝物は、カテコール構造という構造によって、ラジカル捕捉活性があると考えられています。中でも細胞系での抗酸化作用においては、ケツセチンの代謝物は安定的に存在し、そのパワーを持続してくれるそうです。

主なケルセチン抱合体代謝物の生物活性には、キサンチンオキシダーゼの素材が、リポキナーゼの阻害などがあることがわかっています [2] 。

フラボノイドのラジカル捕捉活性にはB環のカテコ ール構造がとくに重要であり、カテコール搆造を持たないフラボノイドでは活性が低下する では,抱合体代謝物ではどうだろうか? quercetin3−O-β-glucuronide(Q3GA)は 唯一カ テ コ ール 構造をもつため,ラジカル捕捉活性が期待できる化合物である .実際に,筆者 ら は Q3GA が ヒ トLDL の 銅 イオン誘導酸化反応をケルセチンアグリコンと同等に抑制すること鱒や ,マウス繊維芽細 胞のH202 誘導酸化ストレスをケルセチンアグリコンよりも強く抑制することを確かめた

出典:「野菜フラボノイドの生体利用性と抗酸化活性」ビタミン,80,2006 [PDF]
"https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/80/8/80_KJ00004362797/_pdf/-char/ja

参考[1]:「天然抗酸化物質の吸収と代謝」化学と生物,38(2),2000[PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/38/2/38_2_104/_article/-char/ja/

参考[2]: 「野菜フラボノイドの生体利用性と抗酸化活性」ビタミン,80,2006 [PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/80/8/80_KJ00004362797/_pdf/-char/ja

ケルセチンのその他の効果

抗酸化作用以外にも、ケルセチンには血流改善や動脈硬化予防など様々な健康作用があります。

血流改善

抗酸化作用とも関係してきますが、活性酸素によるダメージをケルセチンが防ぐことにより血流が改善します。さらに、赤血球の働きが活発になるほか、血管内皮機能の改善も見られます。その結果、若々しく柔軟性のある血管を保つことができ、血液が流れやすくなるのです。動脈硬化は血管が硬くなり、血液が流れにくくなる病気です。動脈硬化予防という観点でも、ケルセチンは活躍してくれるのです。

参考: 「Health effects of quercetin: from antioxidant to nutraceutical.」Eur J Pharmacol. 2008 May 13;585(2-3):325-37
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18417116

コレステロール値の低下

ケルセチンの摂取量と血中コレステロール値の関係を調べた研究では、ケルセチン摂取量が多いほど、コレステロール値が低いことがわかっています。

フラボンの1種であるケルセチンおよびルテオリンは,コレステロール負荷食ラットにおいても血中コレステロール濃度の上昇を有意に抑制した(7). さらにトランスポーターの発現が少ないとされるHEK293T細胞にNPC1L1を強制発現させた系においても,エゼチミブと同レベルまでコレステロールの吸収が抑制されたため,これらのフラボンはNPC1L1を阻害すると推察された.一方ラットを用いた検討において,腸管上皮に発現するNPC1L1のmRNA発現量を測定したところ,コレステロール食群で上昇傾向を示し,ケルセチン群で有意な減少,ルテオリン群で低下傾向を示した.Caco-2細胞においても,ルテオリンおよびケルセチンによりNPC1L1のmRNA発現量は低下した.NPC1L1の転写調節については,転写因子SREBP2‒HNF4α経路およびPPARα‒RXRα経路が報告されており(8),現在われわれは,ケルセチンおよびルテオリンがこれらの転写調節に与える影響を解析している.本研究によりポリフェノールの高コレステロール血症改善・予防効果の一つとして,腸管におけるコレステロールトランスポーター阻害という新たな可能性を示すことができた.

出典:「コレステロールの腸管吸収機構とその制御」化学と生物,56(6),2016 [PDF]
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/54/6/54_379/_article/-char/ja/